運動不足の僕が初フルマラソン「つくばマラソン」を走ってみて
2018/11/01
今回はいつものコラムと違いまして、道場長自らが参加したつくばマラソン(フルマラソン)のレポートをお送りしたいと思います。
目次
つくばマラソン第35回大会 とは
【名称】
第35回つくばマラソン
【開催日】
平成27年11月22日(日)
【種目】
種目 | スタート時間 |
フルマラソン(42.195km) | 9時00分~9時20分スタート |
10kmマラソン | 9時55分スタート |
ちなみに今回、私が挑戦したのはフルマラソン(42.195km)です。人生初挑戦!
【コース】
筑波大学周回道路(スタート)~筑波大学陸上競技場(フィニッシュ) 日本陸連公認コース
【参加人数と参加料金】
種目 | 定員 | 参加料 |
---|---|---|
フルマラソン | 15,000人 ・うち先行枠 定員制限なし |
7,000円 |
10km | 3,500人 ・うち先行枠 定員制限なし |
4,800円 |
事前準備と装備品
人生初のフルマラソンですが、実は参加が決まったのは開催の2週間前。
Facebookのタイムライン上に流れてきた、友人の『【どなたか】11/22 フルマラソン走れる人いませんかね?!』という投稿に衝動的に手を挙げたのが全ての始まりでした。
常日頃、メンズスキンケア道場内でも『定期的な運動を心がけましょう』とお伝えしている私。
メッセージを発信する以上は実践していないと説得力に欠けるので、月に3−4回は家の近くの土手沿いを10km程ランニングしており、ハーフマラソン(20km)は2回程走った事がありました。
なので、装備品に関してはしっかりとランニングウェアとランニングタイツ、ランニングシューズは事前に準備があり、かつ履きなれた物で実践を迎える事が出来ました。
しかし、今回のフルマラソンに関しては、そもそも決まったのが2週間前ですし仕事も詰まっており、ろくに練習が出来ない状態で本番に臨まざるをえませんでした。
人生初のフルマラソンを走ってみて
ハーフマラソン(20km)は大会で2度走った事があるので「何とかなる」とタカをくくっていた私、道場長。
まず、全体の感想として思った事は「とにかく辛い」です。
もちろん、事前の勉強不足、準備不足は否めないのですが「このマラソンに終わりはあるのか?」という精神的な辛さ、そして味わった事のない両足の痛みに耐えながら走った肉体的な辛さ。
このWパンチで本当に完走出来るか不安になった初マラソンでした。
実際に走ってみて思った事、感じた事、やったおいて良かった事、やっておけば良かった事等を今後マラソンに挑戦しようと思っている皆さんに共有したいと思います。
思いのほかペースが上がる0〜10km
私のグループのスタート時間は9:10分。
現地に到着して準備が整ったのが8:40分くらいでしたので、準備運動もそこそこに人生初マラソンのスタートを切りました。
スタート直後はまとまった団体でいるため、自分のペース云々ではなく周りの人達に遅れないよう、周りに合わせたペースで出発。
初マラソンという事でペースが掴めない私でしたが、周りの参加者の方のペースが自分が普段走る(10km程度)ペースとほぼ同様だったので、気持ち良く0〜10kmを走りました。
少しづつ遅れるランナーが出始めた10〜20km
10kmを超える辺りで、普段からランニングをしているランナーとそうでないランナーとの差が出始めました。
普段走り慣れていないランナー達が周りのペースに合わせて走っていたため、ペースについていけなくなったり、早くも足を痛めたり団体から遅れるランナーが出始めたのです。
私はハーフマラソンの経験が生きていたのか、オーバーペースにもならず足にも特に違和感がないまま好調な走りでした。
ちなみに20kmを追加した時点でかかった時間は2時間2分。分かりやすく、10km/1時間のペースです。
一緒にスタートしたほとんどのランナーも同様のタイムで20kmを通過したので、少し走り慣れているランナーであれば難なくクリア出来るラインだと思います。
足に痛みを感じてペースが乱れ始めた20〜30km
普段ランニングしているペースと同様のペースで心地よく20km地点を越えたくらいから、右膝に少し違和感を感じるようになりました。
今まで20km以上を走った事がないので、筋肉が限界を迎えたのでしょうか?右膝の違和感は距離を増すごとに痛みに変わり始めました。
当初痛みを感じていたのは右膝でしたが、気づけば左膝にも痛みが・・・。ペースも明らかに落ち、20km地点まで共にしたランナー達にもどんどん抜かれていく始末。
気づけば僕同様に明らかにペースが落ちているランナーがちらほら。僕と同じように準備不足がたたり、各々足に痛みを感じているようでした。
足の痛みは26km地点くらいから我慢が出来なくなり、足を止めストレッチをして、また走り始めるという繰り返し。ペースは落ちる一方・・・。30km地点を目前についに歩き始めてしまうのでした。
ここからが本当のマラソン!絶望を感じた30〜40km
0〜20kmの貯金があり、30km地点を規定時間内(一応5つの関門があり、規定時間内に超えないと失格)に越えたものの、足はすでに思い通りに動いてくれない状況でした。
今まで感じた事がない痛みが両膝を襲い、ストレッチで傷んだ箇所を伸ばそうとすると別の箇所が攣りそうになる始末。
ゆっくりしたペースで少し走っては、歩き、また走り、1km毎にある看板が本当に遠く感じました。
ちなみにこの時のペースは1km/10分。前半戦は1km/6分ペースで走っていたので、どれほどペースダウンしたかお分かり頂けるかと思います。
当日の天候は最高気温15度、最低気温7度、湿度30%。マラソンランナーにとっては絶好のコンディションらしいのですが、痛みに耐えかねチンタラ歩いている自分は寒くて仕方が無かったです。
痛み・寒さ・空腹感が合わさり「本当に終わりがあるのか?」と絶望感を感じておりました。事実、30kmを超えた辺りからは足の痛みや低体温症で、途中リタイアするランナーも・・。
それでも、走りきろうと思ったのは『沿道からの応援』と『諦めない気持ち』に他なりませんでした。
声援を力に変えて!気持ちで走りきった40〜42.195km
40kmを超える頃には文字通りヘロヘロでした(笑)。
周りにいるランナーのほとんどが歩いて、ゴールに向けて何とか歩を進めている感じです。
その原動力となったのが『沿道からの声援』『諦めない気持ち』の2つでした。
本当に多くの方々は沿道に出て、「頑張れ!ナイスラン!」「もう少し!ラスト!」といった声をかけてくれ、飲み物や食べ物を無償で提供して下さいました。
中でも個人的に響いたのが『痛いのはみんな一緒だ!頑張れ!』という言葉。
両足に激痛があり、思い通りに動いてくれない現状を『自分の足は特別に痛い』と勝手に思い込み、走るのをやめてチンタラ歩いている時に聞いた言葉にハッとさせられました。
「痛いのはみんな一緒。自分だけ特別に痛いなんて事はない。」そう思って改めて周りを見てると、歩いている人が多い中、顔をしかめながら、歯を食いしばりながら必死に走っているランナー達の姿が見えました。
自分の勝手な思い込みは周りの景色をも変えてしまっていたようです。
ここまで来たら絶対に制限時間内にゴールするという強い気持ちの元、動かない足を気合いで動かし、1歩づつ1歩づつまた走り始め、ゴール付近は多く方からの声援を受けながら無事にゴールする事が出来ました。
完走してみて少しだけわかった『人生はマラソンだ!』という言葉
結局、5時間34分を掛けて無事に42.195kmを完走する事が出来ました。
足切りが5時間50分でしたので、お世辞にも良いタイムとは言えませんが、沿道の観覧車や先に完走されたランナーの方々からは「お疲れ様!ナイスラン」というたくさんの温かい言葉。
完走できた高揚感と、やっと終わったという安心感の中、ふと『人生はマラソンだ』という言葉が頭をよぎりました。
もちろん、人生人それぞれなので、マラソンのように決められたゴールやコースがある訳でもないのですが、
『周りのサポートを得ながら、諦めずに1歩1歩。少しでも早く歩を進めようとすれば、決められた時間内に目標は達成出来る。』という点は非常にマラソンに似ているなと、そう思いました。
例え、途中でリタイアしてしまっても、また練習して再びゴールを目指せばいい訳で。
そんなセンチメンタルな想いにふけながら、僕の人生初マラソンは幕を閉じました。
初フルマラソンを終えて思った。やったおいて良かった事、やっておけば良かった事
初フルマラソン前にやっておいて良かった事
・最低限のランニング習慣(筋力・体力はもちろんの事、装備品)
・ハーフマラソンへの参加
・朝食をしっかり摂る
・時間の余裕を持って出発(結局なんだかんだで到着はスタートの45分前)
・先輩ランナーへのヒアリング(ペース配分や給水所での食事等)
初フルマラソン前にやっておけば良かった事
・睡眠(前日に仕事が残っており、十分な睡眠が取れませんでした。)
・ラン中の食事の準備(チョコレートやウィダーインゼリー等が重宝されていました。)
・入念な準備体操
・ペース配分の計画
・本番前に長い距離を走っておく
などが挙げられます。これも人生に似ているのですが、やっぱり事前にちゃんと準備しておかないと結果もそれなりです。僕の体験を活かして、ぜひメンズスキンケア道場の読者さんにもフルマラソンに挑戦して頂きたいです!
ちなみに、今回の反省を活かすため早速の2016年3月に開催される『板橋シティマラソン』にエントリーしました!次回は、しっかり準備を整えて万全の状態で臨みたいと思います!
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