男性も気にすべき4つの肌タイプ別のスキンケアのコツ
2019/06/19
肌の不調でお困りではありませんか。大人ニキビやカサツキなどが目立つと、印象が悪くなるので困りますよね。あてはまる男性は、スキンケアに取り組むとよいかもしれません。ポイントは、自分の肌タイプにあわせてケアを行うこと。
私たちの肌は、「乾燥肌」「敏感肌」「脂性肌」「混合肌」に分かれます。それぞれどのような特徴があり、どのようにケアすればよいのでしょうか。これらについて詳しく解説するので、肌トラブルでお困りの男性は参考にしてください。
目次
乾燥肌(かんそうはだ)のスキンケア
乾燥肌とは?特徴と原因
乾燥肌は、角質層の水分量と皮脂の分泌量が少ない状態です。
角質層は、肌の一番外側にある層のこと。肌を刺激から守るバリア機能を有しています。何かしらの原因でバリア機能が低下すると、肌の水分が逃げだし乾燥肌になってしまいます。
バリア機能の低下は、肌の新陳代謝の乱れ、空気の乾燥、紫外線のダメージ、間違えたスキンケアなどにより引き起こされます。これらを乾燥肌の原因と言い換えることも可能です。バリア機能が低下すると外からの刺激に敏感になるので、肌トラブルのリスクが高まります。
自分が乾燥肌かを判断するには?
次の状態に当てはまる男性は乾燥肌かもしれません。
- 入浴後や洗顔後に肌がつっぱる。
- 肌のかさつきが気になる。
- 肌荒れや小じわなどのトラブルが目立つ。
- 肌のきめが乱れている。
- 毛穴は目立ちにくい。
乾燥肌に適したスキンケア方法
乾燥肌の主な原因は、角質層のバリア機能が低下していること。バリア機能を回復させることが有効な対策になります。
角質層は、アミノ酸などの天然保湿因子で満たされた角質細胞とセラミドなどで満たされた細胞間脂質で構成されます。天然保湿因子や細胞間脂質が減るとバリア機能が低下するので、これらを正常な状態に保つことが重要です。
そこで意識したいのが、肌の清潔と肌の保湿。皮脂を残しつつ汚れを落とせるアミノ酸系洗浄成分を使用した洗顔料を使用し、洗顔後は天然保湿因子やセラミドを含む化粧品で肌の潤いを保つとよいでしょう。アミノ酸系洗浄成分をお勧めする理由は、肌の保湿に役立つ皮脂を残せるから。
以上のスキンケアに取り組むことで、肌の状態は少しずつ改善するはずです。
敏感肌(びんかんはだ)のスキンケア
敏感肌とは?特徴と原因
敏感肌は、皮膚の病気ではないにもかかわらず外から加わる刺激に敏感に反応してトラブルを起こしやすい状態です。敏感肌の原因と考えられているのが、角質層に備わるバリア機能の低下です。
肌のバリア機能は、空気の乾燥や加齢の影響、紫外線のダメージ、間違えたスキンケアなどで低下します。また、アレルギーで敏感肌が引き起こされる方もいます。
肌がデリケートな状態なので、外から加わるわずかな刺激で肌トラブルを起こす恐れがあります。適切にケアしたい肌の状態です。
自分が敏感肌かを判断するには?
次の状態に当てはまる男性は敏感肌かもしれません。
- わずかな刺激でかゆみやピリピリ感が生じる。
- 皮脂の分泌は少ないが潤いは保てている。
- 環境の変化で、脂っぽくなることやかさつくことがある。
- 肌のきめは整っている。
- 毛穴は目立ちにくい。
敏感肌に適したスキンケア方法
スキンケアの基本は、肌に刺激を加えないことです。低刺激の洗顔料や化粧品を使ってスキンケアを行います。
洗顔料選びのポイントは、洗浄力がマイルドなものを選ぶこと。乾燥肌と同じく、アミノ酸系洗浄成分を使用した洗顔料などがお勧めです。洗顔後は、天然保湿因子やセラミドを配合した化粧品で保湿・保護します。基本的には、乾燥肌と同じスキンケアですが、肌が敏感な状態なので出来るだけシンプルなスキンケアを心がけましょう。
強いかゆみなどの症状が現れている男性、敏感肌の背後に病的な原因が隠れていると考えられる男性は、医療機関の受診が必要です。出来るだけ早く専門家に相談してください。
脂性肌(しせいはだ)のスキンケア
脂性肌とは?特徴と原因
脂性肌は、角質層の水分量と皮脂の分泌量が多い状態です。女性より男性に多い肌タイプといわれています。
皮脂の分泌に大きな影響を与えているのが男性ホルモンです。男性ホルモンには、皮脂腺を増やす働きや皮脂の分泌を活発にする働きなどがあります。男性の場合、20歳台~40歳台ごろに影響が強くなります。
男性ホルモン以外では、ストレスや生活習慣なども皮脂の分泌に影響を与えます。脂質や糖質の多い食べ物の摂りすぎ、タバコの吸い過ぎ、睡眠不足などに注意しましょう。
自分が脂性肌かを判断するには?
次の状態に当てはまる男性は脂性肌かもしれません。
- 洗顔後、スキンケアをしなくてもつっぱらない。
- 皮脂の分泌が多く肌は潤っている。
- 肌のべたつきや大人ニキビなどが気になる。
- 肌のキメは整っている。
- 毛穴の開きが気になる。
脂性肌に適したスキンケア方法
脂性肌は皮脂の分泌が多い状態です。洗浄力の強い洗顔料でごしごし洗いたくなりますが、あまりお勧めできません。また、肌のつっぱりを感じないのでスキンケアを怠る男性が多いですが、こちらもお勧めできません。
スキンケアの基本は、清潔と適度な皮脂量を保つことです。洗浄力の強い洗顔料でごしごし洗うと、肌を守る保湿成分や細胞間脂質まで洗い流してしまいます。バリア機能が低下すると、肌を守るため皮脂の分泌が増えます。
脂性肌用の洗顔料などで優しく洗う程度にとどめましょう。洗顔後は化粧品で保湿します。
べたつきを気にして保湿を怠ることでも、過剰な皮脂の分泌を招く恐れがあります。べたつきが気になる男性は、脂性肌用の化粧水や乳液などを試すとよいでしょう。
混合肌(こんごうはだ)のスキンケア
混合肌とは?特徴と原因
混合肌は、皮脂の分泌量は多いにもかかわらず肌の水分量は少ない状態です。Tゾーンは皮脂の分泌が気になる、Uゾーンは乾燥が気になるなどのように、顔の部位によって肌タイプが異なります。
混合肌の原因は、空気の乾燥や生活習慣、ホルモンバランスの乱れ、間違えたスキンケアなどです。特に、間違えたスキンケアによる影響が大きいとされています。良かれと思って取り組んだスキンケアで、症状をひどくしてしまうことが多いからです。
自分が混合肌かを判断するには?
次の状態に当てはまる男性は混合肌かもしれません。
- べたつきが気になる部位と乾燥が気になる部位がある。
- 肌の潤い不足が気になる。
- 吹き出物や肌荒れなどを起こしやすい。
- 肌のきめが乱れている。
- 毛穴の開きが気になる。
混合肌に適したスキンケア方法
複数の肌タイプが混在するので、混合肌とどのように向き合えばよいかわからない男性が多いはずです。皮脂の分泌が目立ちやすいので皮脂を取り除くスキンケアをしてしまいがちですが、皮脂を必要以上に取り除くと混合肌をよりひどくしてしまう可能性があります。
基本のスキンケアは、肌の清潔と潤いを保つこと。この点は、混合肌であっても変わりません。まずは、洗浄力のマイルドな洗顔料で優しく洗いましょう。洗顔後は保湿に取り組みます。べたつきが気になるところは脂性肌用の化粧品で、乾燥が気になるところは保湿力の高い化粧品でスキンケアをするとよいでしょう。肌の状態の併せて、丁寧にケアすることが重要です。
自分の肌タイプに合わせて適切なスキンケアをしよう
肌は「乾燥肌」「敏感肌」「脂性肌」「混合肌」に分けられます。それぞれ特徴が異なるので、適切なケアも異なります。肌を美しく保ちたい男性は、自分の肌がどのタイプに分類されるか理解したうえで適切なスキンケアに取り組みましょう。
何となく行っているスキンケアより高い効果を期待できます。美しい肌は、良い印象を与える重要な要素です。以上の情報を参考に、魅力アップに努めてみてはいかがでしょうか。
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