頭皮マッサージでハゲ予備軍から脱却！頭皮ケアの基本を押さえよう

男性特有の悩みとして挙げられるのが、抜け毛や薄毛です。

早い場合は20代から薄毛に悩まされることも多いので、男性にとっては不安の種となるのが抜け毛。

ですが、年齢を重ねても、ふさふさとした髪の毛を維持している方もいるので、普段どのように薄毛を予防しているのか気になる・・・という方も多いでしょう。

こちらでは、将来的に抜け毛や薄毛に悩まされないように、効果的だとされる頭皮マッサージについて詳しくご紹介します。

薄毛の悩みは早めの頭皮ケアから

抜け毛が増えてくるのは中年以降の場合がほとんどですが、将来的な抜け毛を予防するためには、若い頃から頭皮のケアを徹底させておくことが大切です。

抜け毛が増えてきた頃にケアを始めるようでは、正直に言って、かなり遅いと言えるでしょう。

ケアを怠って手遅れになってしまう前に、20代に入ったら効果的な頭皮のケアを始めて下さい。

頭皮マッサージの効果とは

頭皮マッサージの髪への効果については、花王株式会社が研究によって明らかにしています。

「圧迫法」という、頭皮を圧迫しながらマッサージを行う方法が一番血流が良くなるという結果が報告され、その圧迫法を用いると、次のように髪の成長に良い影響を与えるそうです。

この方法は，地肌マッサージの生理学的意義を明らかにする目的で，頭皮の物性や血流量に与える影響と，それに加えて，毛髪の成長に関わる作用を評価するために有用である。

出典：（PDF）地肌マッサージの頭皮への作用：JSTAGE[PDF]

このように、頭皮マッサージは圧迫法において髪の成長に効果的ですが、全てのマッサージ法において「気持ち良い」と感じられれば、副交感神経の働きが優位になり、血流が増加したという結果となりました。

手軽にできる頭皮マッサージのやり方

頭皮マッサージをプロにしてもらう方法もありますが、マッサージは自分でも手軽にすることができます。

自宅で頭皮マッサージができれば、毎日好きなときに、継続的に頭皮のケアが続けられるのでおすすめ。

こちらでは、初めての方でも簡単に実践できる、頭皮マッサージのやり方についてご紹介しましょう。

1. 人差し指と中指、薬指で耳の後ろ側を掴むように抑える
2. 頭皮をゆっくりと上下に6回動かす
3. 3本の指で頭頂部を掴んで同じように動かす
4. 頭頂部の中央にある「百会」というツボを押す
5. 額の中央、生え際のところに3本の指を当て上下に動かす
6. こめかみに手のひらをあて、ぐるぐると回すように動かす
7. 頭皮を全体的に軽く叩

ステップ数としては多いですが、
「耳の後ろ→頭頂部→額→こめかみ」の順番に、指3本で頭皮をゆっくりと動かす、と考えれば簡単でしょう。

頭皮マッサージの効果を高める方法

頭皮マッサージにはより一層効果を高めるための方法があるので、その方法についても覚えおきましょう。

せっかく頭皮マッサージをするのですから、なるべく高い効果を得たいと思うのは当然のこと。

ちょっとした一工夫を加えるだけで、1回分の頭皮マッサージを何倍も効果的にできるので、ぜひ実践してみて下さい。

血行の良い状態で行うこと

頭皮マッサージは頭皮の血流を改善するマッサージなので、血行が良い状態で行うことがベストです。

入浴中は時間もあるので頭皮マッサージに理想的な時間ですが、入浴中でなくても、ホットタオルなどで頭皮を温めても構いません。

反対に、手を温めた状態でマッサージすることもおすすめです。

力を入れすぎないこと

これはマッサージだけでなく、頭皮ケアの基本中の基本ですが、頭皮を傷つけるほど力を入れたマッサージは逆効果になります。

すなわち，加えられる刺激を心地よいと感じた場合と不満と感じた場合では，自律神経系の変化に伴う刺激部位周囲の皮膚血管の拡張・収縮変化が異なるものと考えられる。つまり，心地よいと感じた場合は副交感神経の更新に伴う心拍数／拍出量の変化が皮膚血流量にも変化を及ぼすかもしれない。また，不満に感じた場合は，交感神経の高まりに伴い皮膚血管の収縮により血流量の低下をきたすかもしれない。

出典：（PDF）地肌マッサージの頭皮への作用：JSTAGE[PDF]

このように、痛みを感じるほどの強さでマッサージをした場合、反対に血流が悪くなってしまうこともあるので要注意です。

まとめ

将来的な抜け毛や薄毛を予防するためには、20代からの頭皮ケアが命運を分けます。

抜け毛が始まってからでは少々遅いので、そうなる前に、事前にマッサージで頭皮の血流を改善する習慣を取り入れてください。

血流改善の効果は研究でも明らかになっているので、後は実践するのみです。

年齢を重ねてもふさふさとした健康的な髪を維持できるように、今すぐに頭皮ケアを始めていきましょう。