ダイエットや健康維持に有効なサプリメントにも副作用があるって知ってますか?
2018/11/01
食事からは摂取できない栄養素や成分を配合したサプリメントは、手軽に栄養補給ができる便利な存在です。
ダイエットや健康維持のために、毎日摂取しているという方もいるのではないでしょうか。
ですが、サプリメントにも副作用の可能性があることを忘れてはいけません。
サプリメントは「食品」に分類されていますが、配合されている成分や添加物の種類やその配合量によっては、副作用によって体に悪影響を及ぼしてしまうことがあります。
こちらでは、サプリメントの副作用と、その対策法についてご紹介しましょう。
サプリメントの種類や特徴
サプリメントは目的別に次の3つの種類に分類されます。
ベースサプリメント
普段の食生活の中で不足しがちな栄養素を補うためのサプリメントで、人間の体にとって基本的な成分が配合されています。
【代表的な成分】
・ビタミン
・ミネラル
・食物繊維
・DHA・EPAなど
ヘルスサプリメント
健康を維持するため、ダイエットのため、美しさを保つためなどの目的を持ったサプリメントです。
【代表的な成分】
・プロポリス
・セサミン
・カテキン
・ローヤルゼリーなど
オプショナルサプリメント
基本的な栄養素ではないものの、摂取することで体に良い影響があるとされる成分を配合したサプリメントです。
【代表的な成分】
・ウコン
・マカ
・グルコサミン
・ブルーベリーなど
サプリメントで考えられる副作用
サプリメントの摂取で考えられる副作用の種類は、次のようなものが考えられます。
・肝障害
・急性肝炎
・発がん性
・好酸球性肺炎
重篤な副作用を挙げるとこのようになりますが、実際に報告されている副作用はこの他にもまだまだ存在し、特に肝臓機能に障害を引き起こす副作用は多く報告されています。[1]
医薬品と違い、成分の含有量や品質に規制や基準はなく、中には無承認無許可の医薬品成分が含まれた製品や、アレルギーや肝障害をおこす成分が含まれた製品もあり健康被害もしばしば報告されていることに注意が必要です。
出典:全日本民医連:【新連載】52.健康食品・サプリメントによる副作用
このように、配合成分の品質、成分の配合量などによってサプリメントの副作用は様々ですが、成分によっては過剰摂取による健康被害がまだ判明していないものがある可能性もあるでしょう。
「サプリメントは薬ではないから」と安心するのは危険です。
原因と対策
サプリメントの副作用をご紹介しましたが、どのサプリメントでも必ず副作用が起きるという訳ではありません。
副作用が発生する原因を知り、サプリメントと上手に付き合っていくことが大切です。
サプリメントで副作用が起きる原因は?
サプリメントで副作用が起きる原因は、主に「成分の過剰摂取」と「配合されている成分」によるものです。
先にご紹介した全日本民医連の報告にあるように、無承認無許可の成分が含まれたサプリメントは、配合されている成分に毒性がないとも限りません。
また、安全な成分であっても、1日の摂取目安量を大きく超えて摂取すれば、思わぬ副作用が起きる可能性もあります。
副作用を未然に防ぐための対策
サプリメントによる副作用を未然に防ぐためには、信頼できるメーカーのサプリメントを購入することと、配合成分の安全性を確認する必要があります。
例えば、輸入品のダイエットサプリメントの中には、食欲抑制剤や甲状腺ホルモンなどの薬剤が配合されているものも。
サプリメントは錠剤やカプセル状になっているため、その中に何が入っているのかわかりにくいものです。
そのため、信頼できるメーカーのサプリメントを購入して、配合されている成分の特徴や安全性、副作用の発生履歴などをご自身で確認することが大切でしょう。
もちろん、1日の摂取目安量をしっかり守り、過剰摂取にならないように気をつけることも大切です。
まとめ
サプリメントは、体に必要な栄養の補給、ダイエット、美容などに手軽に取り入れられるためとても便利なものです。
ですが、輸入品や配合成分の安全性が確実ではないもの、信頼性に欠けるサプリメントなどを摂取すると、重篤な副作用が発生する危険性もあります。
配合されているものがわかりにくいサプリメントだからこそ、信頼できるメーカーのものを購入して、安全性を確認してから、摂取目安量を守って使うことが大切です。
[1]
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